こんにちは。主のsosoです。今回はVLOOKUP関数(ブイルックスアップ)についてやっていきますのでよろしくお願いします。よろしかったら最後まで読んでいってください。
今回の関数は慣れてしまえば、便利な関数なのですが慣れていない時は複雑に思うかもしれませんが、レッスンデータを使って一緒にVLOOKUP関数の使い方に慣れていきましょう。
VLOOKUP関数(ブイルックアップ)
指定して囲った範囲の一番左の列で一致した値から指定した列番目の値を還す関数です。
VLOOKUP関数の使い方
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
ここで重要なのは、囲む範囲と何列目の値(セル)の結果を出したいのかをきちんと把握しておく必要があります。
VLOOKUPで分からなくなってしまう原因の一つは、範囲の指定にあると思います。範囲に指定した一番左の列が今回の検索値で使われる列になります。
そして、列番号は指定した範囲全体で数えるので一番左側の列から1列目とカウントしていくことになります。
最後の検索方法については、一番下にわかりやすく記載しますのでそちらをご覧ください。
VLOOKUP関数 レッスンデータ
今回のレッスンデータは、MAX関数・MIN関数で使用した総務省の統計局から出ている人口数のエクセルデータを少し加工したものを使います。
出典「人口推計調査結果」(総務省統計局)(人口推計調査結果)を加工して作成
VLOOKUP関数①結果を出したいセルの範囲を指定する
今回のエクセルデータでは、都道府県ごとに割り振った番号を活用して該当番号の都道府県のデータを出していくということをしていきます。
なので、今回のセルの範囲はA6〜F52になります。
例えば都道府県名を使って検索したい場合は、一番左側に都道府県名が来るように範囲を指定し直すことで使うことができます。
VLOOKUP②結果を出すセルを決める
今回のVLOOKUPでは、分かりやすいように4つのセルを使っていきたいと思います。
大きく分けて2つです。題目と答えを出すセルです。
題目のセルは、H5とI5のセルを使います。
H5のセルの題目として検索値と入力して、I5には結果を探す列の題目である男を入力します。
答えを出すセルですが、H6には検索値の値を入力し、I6にVLOOKUPの関数を入力します。
VLOOKUP③関数の入力
検索値を入力する場所と、結果を出力する場所を決めたら実際に関数を入力していきます。
入力する関数はこれです。
=VLOOKUP(H6,A6:F52,4,FALSE)
少し解説をします。
上記でも記載しましたが、VLOOKUP関数は検索値、範囲、列番号、検索方法の4項目になります。
1項目目 検索値
検索値は、変動する値なのでここではセルを選択しました。変動とは、今回例で1を入力しましたが3や9と値を変えると答えも変わるんです。なので、今回は関数の中に直接入力するのではなくセルを選択したことでセル内の値を変えるだけで済むようにしました。
2項目目 範囲
この範囲はデータが入ってる範囲を全て囲めばいいんでしょ!ではなく、検索値の列が一番左にきていないと正しく検索されません。なので、自分がどの列の値を使いたいかをきちんと決めておく必要があります。
3項目目 列番号
この列番号は、自分で囲った範囲の左から何列目を答えの列をして使いたいかを指定します。
4項目目 検索方法
先に答えを言ってしまうと、近似一致と完全一致の2通りがあります。これを英語で言い換えるとTRUEとFALSEです。さらに数字でも表現でき、1または0となります。
近似一致とは、検索値の値に近い数値があればそれを認めるということです。
完全一致とは、検索値の値を全く一緒の値しみ認めないということになります。
基本的には完全一致を使うことが多いですが状況によっては、近似一致を使うこともありますので違いについては覚えておくことをお勧めします。
近似一致と完全一致の表はこんな感じです。
近似一致 | 完全一致 | |
英語表記 | TRUE | FALSE |
数字 | 1 | 0 |
意味 | 近い値で認める | 完全に同じ値でしか認めない |
VLOOKUP④値の変え方
関数が入力できれば結果が出力されたと思います。先ほど入力した関数の結果は、2405です。
それでは、VLOOKUPは何が便利なのかを見ていきましょう。
先ほどの内容と何が違うかというと、H6のセルの値を変えました。1→5へ変更したんです。そうすると、VLOOKUPの検索結果が432となったと思います。
要は、VLOOKUPは検索値が変わればその値に応じて答えも変動してくれます。なので、上記で書いたように検索値を直接関数に打たなかった理由とはVLOOKUPでは基本的に検索値は変動するので直接打つのではなく、セルを選択して変動値に対応できるようにするのが良いということです。