こんにちは、主のsosoです。今回は前回のIF関数に関連して絶対参照についてやっていきます。エクセルの基本的な操作の一つなので最後まで読んでいただき、みなさんのお役に立てれば幸いです。
絶対参照
関数を組み終わった後にセルの書式コピーをした際に本来選択していたセルがずれてしまうのを防ぐ作業のことです。
絶対参照の使い方
例: $A1 意味:A列だけ固定し、行はずれる。
セルの前後に$(ダラーマーク)を付けて縦(列)又は列(行)あるいは両方をずれないようにする方法で、入力はファンクションキーを使ってやる方法をここでは紹介します。
絶対参照で重要なこと
絶対参照では、アルファベットに?数字に?$(ダラーマーク)を付ければいいのかを判断できるようになるのが重要です。
そして、エクセルでは基本セルの書式コピーをした際にはセルがずれていると思って作業しましょう。
レッスンデータ
今回のレッスンデータは前回の記事「IF関数」で使用したデータです。一箇所だけ関数を入れた状態を用意しましたの使いたい方は下記よりどうぞ。
$(ダラーマーク)の入力方法
$(ダラーマーク)を入力する際は、下記の図のようにB3の前のところからクリックしながら対象のセルを選択しておくことが需要です。
または、上手くセルの選択ができなかったらBと3の間にカーソルをクリックしておくだけでも大丈夫です。
実際に入力してみる
レッスンデータを使って実際に入力をしてきましょう。
今回は、23区の平均値がずれて欲しくないのでB3のセルに絶対参照(固定)をするように入力作業を①~③で行っていきます。
①B3のセルを選択
②ファンクションキーの4(F4)のキーを押す
③エンターキーで確定
ここまでの作業を完了すると下記のようにセルに絶対参照が掛かった状態になります。
ここまで入力出来たら、セルの書式コピーを下に向かって実行しましょう。
実行すると、B3のセルはずれずにセルの書式コピーが出来たと思います。
入力パターン
絶対参照のパターンは全部で4パターンあることを覚えておきましょう。
先程の作業で、F4キーをもう何度か押すと絶対参照の入力される形が変わります。そのパターンは下記の通りです。
この4パターンはループしているので、入力を間違えてもF4キーを何度か押せば自分の思っている形になります。また、それぞれどのような意味を持っているか下記で確認をしてください。
$(ダラーマーク)の位置の違い
今回は、絶対参照をB3のセルに付けたのでそこのセルで見ていきます。
①アルファベット・数字の両方に$マークが入った場合
この場合は、行(横)・列(縦)とも固定してその場から動けない状態を作っています。
②数字の前のみに$マークがある場合
この場合は、行(横)は固定して、列(縦)は動ける状況ということになります。
例:3行目は固定するが、列のA→B→C→Dは動けるという状況です。
③アルファベットの前に$マークがある場合
この場合は、列(縦)は固定して、行(横)は動ける状況です。先ほどの逆ですね。
例:B列は固定して、行は1→2→3→4と動くことが可能です。
④$マークがない場合
この場合は、列と行も自由に動くことができます。
四則演算で復習
最後に下記のファイルをダウンロードして、四則演算を完成させましょう。
その際に必ず絶対参照を使って行うことです。そしてこれは、1箇所だけ数式を組み、絶対参照を正しく行うことができればすぐに完成します。
是非挑戦してみましょう。